自己愛性人格障害と共依存は最悪の組み合わせ
共依存という疾患について
共依存という疾患は「他者のコントロールの欲求」というものがあります。人に自分を頼らせることで、相手をコントロールしようとする人と、人に頼ることでその人をコントロールしようとする人との間に成立するような二者関係を共依存と呼びます。
そんな生活なので「憎しみながら離れられない」とか「軽蔑しながら、いないとなんだか寂しいといった感情が表れます。基本的に共依存については、自己評価が低いので、本来の自分の判断を否定したり、隠してしまうことがあります。
例えば暴力をふるう夫に対して緊張をしている人たちからすると、自分の居心地の悪さについて「感じる」という能力を忘れてしまっている人も少なくありません。お付き合いをしている、彼氏や彼女の間で起きているDVに関しても、蓋を開けてみると共依存という事があります。
他人からみていると「そんな危険な相手に近づかなくても。」と思うかもしれませんが、「いないと寂しいし、彼には私が必要」というのです。
共依存と自己愛性人格障害について
自己愛性人格障害の人は“自分が得たいものを得る”ために手段を択ばない傾向があり、人を利用します。
利用する方法は命令や依頼といったものではなく、相手の同情を掻き立てて心を動かしていきます。利用をした人に対しては、心から感謝するのではなく当たり前だという感覚でいるのです。当然、他人の努力や苦しみを理解することが出来ず、人を人として見ずに物だという感覚です。
しかし、利用されているという事に気が付かない、もしくは目を背けている人は共依存に陥っている可能性が高いです。そのため、自己愛性人格障害者の夫に、共依存の妻という組み合わせは負の連鎖を引き起こし、最悪の組み合わせとなります。
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