自己愛性人格障害とドタキャン傾向

自己愛性人格障害の方と接する機会のある方は、自己愛性人格障害の方のルーズなところに振り回されているかもしれません。

自己愛性人格障害＝ルーズというわけではないのですが、密に接すると、そういう一面も見えてきます。例えば、ドタキャンをするというのが、その１つでしょう。

ここでは、自己愛性人格障害だと何故ドタキャンをするのか考えていきましょう。

自己愛性人格障害の方と友人関係にあったり、恋人同士だったりすると、しばしば約束をドタキャンされるということがあるのではないでしょうか。

連絡があるならまだしも、何の連絡もなくドタキャンということもありえます。連絡がないため、心配して連絡してみると、悪びれもなく「行けなくなった。」なんて言われることもあるのではないでしょうか。

自己愛性人格障害の方が障害のない方に比べてドタキャンをしやすいのは確かですが、それは何故なのでしょう。

ここで、自己愛性人格障害の方の特徴を思い出してみましょう。自己愛性人格障害の方は、周囲が自分の思い通りになって当たり前だと思っています。

誰しも、約束したものの面倒になったり、他のことをしたくなったりということはあるでしょう。しかし、そういった場合でも、約束だからそっちを優先させる、若しくはどうしても気分が乗らないなら連絡をしてキャンセルをするでしょう。

しかし、自己愛性人格障害の方は違います。自分の気が乗らないから、行かなくていいとなってしまうのです。ドタキャンをすることに基本的に罪悪感はありません。連絡すら面倒になってしまうと、連絡もせずに好きなことをし始めます。

そのくせ、自分がドタキャンをされる側になったり、自分が会いたいと思った時に会えないと、不機嫌になったり、なんとしても会おうとします。自分の思いは受け入れられるべきだからです。