自己愛性パーソナリティ障害の自分と付き合う

自己愛性パーソナリティ障害の自分と付き合う

自己愛性パーソナリティ障害の自分と付き合う

おちゃんこ鍋、24歳、男性、フリーター

 

自己愛性パーソナリティ障害と診断されて、五年が経ちました。私は、どこに居ても、周りの人と上手くコミュニケーションをとることができません。自己愛が強い余り、何事も一番でないと気が済まず、すぐに他人と比較し、相手にマウントを取ってしまいます。これを無意識にやっていた頃は、何故自分が嫌われているのか、全く分かりませんでした(だから私に、学生時代の友人というものはいません。そして残念ながら、今も友だちはいないですね。そこはもう諦めています)。

 

今は新聞配達のアルバイトをしています。コミュニケーションの必要がほとんどありませんから。それに、接客業は自分のプライドが許しません。新聞配達は早朝に終わりますから、すれ違う人はほとんどいないし、いても老人です。老人になら、負けません。そして、これこそが、自己愛性パーソナリティ障害の厄介な所です。自分でも書きながらうんざりしています。

 

カウンセラーの方には「自覚することが第一歩です」と言われています。無意識にしている行動を、意識化すること。すれ違う老人に心の中でマウントをとっていた自分に気づいたのも、最近のことです。その意味では治療は進んでいるようにも思いますが、カウンセラーの方は「無理に自分の性質を治すのではなく、受け入れて行くことも大事です」とおっしゃっていたので、今のところ治療の進捗については考えていません。たまにうつ状態になるので、精神科医の先生に処方薬を頂いている程度です。

 

将来については、考えないようにしています。とりあえず新聞配達のアルバイトを続け、余った時間はネット上でコミュニケーションをとって、嫌われながらもどうにか自分を分析して、セルフイメージを改善していくつもりです。自己愛性パーソナリティ障害だと、その自己愛故にセルフイメージが肥大化し、それが日常生活を送る上での一つの弊害になっていますから。

 

正直私はまだ、アドバイスできる立場にはありませんが、カウンセラーの方と二人三脚で、セルフイメージを現実的なものに作り替えていくという作業は、とても大事だと思います。あくまで一人で抱え込むのではなく、誰かの助けを借りること。自己愛故のプライドの高さと、少しずつでも向き合っていけるといいのではないでしょうか。

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