自己愛性人格障害の怒り方
誰でも怒る事はありますが、自己愛性人格障害の人の怒り方は普通とは異なります。それは「自分は正しい」という思い込みと傷付き易い弱い自分を隠し持っているからです。
否定されると激しく怒る
自己愛性人格障害の人の自尊心は非常に脆くて崩れやすいので、些細な批判で傷付きます。
傷付けられると弱い自分を守る為に怒ります。
その怒り方は非常に激しく、批判した相手に暴言を吐き、物を壊したり、暴力を振るう事もあります。
また、自己愛性人格障害の人の欠点を指摘したり、違う意見を言った場合でも激しく怒ります。
その怒りは「自分が正しい」と認められるまで続き、具体的に問題点を説明しても「貴方が誤解している」「間違った理解をしている」と反論します。
話の流れで自己愛性人格障害の人の都合が悪くなれば、話の論点をずらしてでも反論を続けます。
自分の思い通りにならない時も激しく怒り、自分を怒らせた事自体にも怒りを覚えて相手に制裁を加えようとします。
自己愛性人格障害の人は他人の意見を受け入れ、自分の非を認め、反省する事は出来ません。
自分を否定される事を非常に恐れているので、自分を守る為に烈火の如く怒り、支離滅裂な暴言を吐いて、自分を否定する言葉を消し去ろうと必死に暴れます。
見下していた人が成功すると怒る
自己愛性人格障害の人は自分よりも立場が下であると思った他人を見下して馬鹿にする事で、不安定な精神を支えています。
その為、見下していた相手が仕事で成功したり、良い恋人が出来て結婚して幸せになると強く嫉妬心を抱き、自分の分の幸せが奪われた様に感じて冷静で居られなくなります。
そして相手に対して皮肉を言ったり、周囲に相手の悪口を言って回る等の嫌がらせをしますが、それを咎めると、あたかも自分が被害者であるかの様に激しく怒り出して暴言を吐いて暴れます。
自己愛性人格障害の人が怒り出すと中々治まらない為、出来るだけプライベートな話や自慢話はしない様にしましょう。
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