自己愛性人格障害はクズなのか
「自己愛性人格障害」はクズだという言葉をインターネット上などで目にしたことはないでしょうか。その自分本位の逸脱した行動は、しばしば周囲からそのように見られてしまいます。
自己愛性人格障害の人のどういったところがクズと言われるのでしょう。また、本当に彼らはクズと言われるのに値するのでしょうか。
なぜ自己愛性人格障害はクズと言われるのか
自己愛性人格障害の人は、基本的に自分にしか興味がなく、自分本位な行動をとります。そして、他人のことにはまったく興味がないため、他人が傷つくだとか、他人が困るだということを想像できません。
そして、自分の立場などを守るためなら、平気で嘘も言えますし、人に罪をなすりつけたりもできます。とにかく、自分の立場を守ることしか考えていません。
また、自分ルールを通すためには、あれこれとどうでもいいことに固執して、周囲をかき乱すこともします。そういうことに、罪悪感などは全く感じていないため、自己愛性人格障害の人は、クズだと言われることがあるのです。
自己愛性人格障害は本当にクズなのか
では、自己愛性人格障害の人は、本当にクズと呼ばれるに値するのでしょうか。
残念ながら、病気を自覚して、治療を行わない限り、周囲からは、そういった扱いをされ続けるでしょう。自己愛性人格障害は、精神疾患の1つですから、自己愛性人格障害になった人の背景には、それなりの理由があります。ただし、そんなことは周囲にはあまり関係ありません。
「クズ」という言葉は強すぎますし、そう呼ばれるに値する人間はいないと言いたいところですが、自己愛性人格障害の人の行動には、そう言われても仕方のないような行動もあるのが事実です。ただし、他人について「クズ」と言えてしまう人も、問題があるのではないでしょうか。
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