自己愛性人格障害の主張は矛盾している
自己愛性人格障害の人が、何かを主張するときには、そのときそのときで、自分の自尊心を保てることに重きを置いて主張をしています。ですから、その場の状況によって、主張に矛盾が出たりします。
自己愛性人格障害の人の主張に矛盾が出るのは、具体的にはどのようなときでしょうか。
自己愛性人格障害の発言が矛盾するとき
自己愛性人格障害の人は、その場その場で、自分を正当化するための発言をします。ですから、状況に応じて、主張が変わってしまうのです。
自己愛性人格障害も人は、たとえ間違いを犯したとしても、常に自分は完璧な存在でなければならないというプレッシャーがあるため、自己を正当化しようとします。ですが、人間はたまには過ちを犯すものですから、それをすべて正当化していては、主張に矛盾が出ても仕方ありません。
また、どういった場合でも、他人が悪いということにしようとします。とても簡単な例でいうと、部下に間違った指導をして、部下がそのとおりに作業をし、失敗してしまったら、すべてを部下のせいにします。自分の指導が間違っていたことは認めず、部下が聞きまちがえた、よく聞いていなかったというようなことを言い出すのです。
指導時には、自信を持って話していたとしてもです。そんな感じで、発言に矛盾があるのが自己愛性人格障害です。
矛盾に翻弄されないこと
自己愛性人格障害は精神疾患ですから、治療を受けて改善されない限りは、こういった矛盾などは無限に現れます。それにいちいち付き合って、精神的に振り回されないことが大事です。
適度に距離を取りつつ、大きな問題にはならないように、自己愛性人格障害が疑われる人の主張はすべてが真実だとは思わないようにしましょう。何か、真偽を確かにしなければならないのであれば、別の人に確認したほうがいいでしょう。
とにかく、自己愛性人格障害の人の矛盾する発言をまともにとりあってはいけません。
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