自己愛性人格障害の愚痴の特徴
自己愛性人格障害の方というのは、とにかく愚痴が多くなります。愚痴を言う相手を決めている場合もありますし、相手がいない方でも心の中がずっと愚痴ばかりというケースもあります。
愚痴が多い人=自己愛性人格障害ではありませんが、自己愛性人格障害だと愚痴っぽくなる傾向にあるのは事実です。
ここでは、自己愛性人格障害の愚痴について掘り下げていきます。
自己愛性人格障害の人は愚痴が多い?
自己愛性人格障害にも色々なタイプがいますから、すべての方にあてはまるわけではありませんが、おしゃべりで社交的な方だと、愚痴が多くなります。それだけ人と話す機会が多いからです。また、特定の相手を決めて愚痴を言い続けるというパターンもありますし、内向的なタイプの自己愛性人格障害なら、心の中が愚痴まみれということもあります。
いずれにしろ、物事に不満を抱きやすいのは共通しています。
自己愛性人格障害の愚痴とは?
それでは、自己愛性人格障害の方はどんな愚痴を言うのでしょうか。
それにはいくつかのパターンがあります。まずは、自慢の代わりの愚痴です。愚痴を言う事で、自分がどれだけ困難な状況を押し付けられていて、どれだけそれを乗り越えられる能力があるかというようなことを、愚痴で表現します。いわゆる不幸自慢などがこれに該当するでしょう。
また、仕事面で、自分の担当している仕事がどれだけ難しいかという愚痴を言っている場合、そんな難しい仕事をやってのける自分という自己像に酔っています。ですから、手を貸そうとしたり、何か提案をすると不機嫌になったりします。
他人のやる事に対する愚痴は全て、優越感を得るため、その対象の評価を落とすために行われます。
また、自己愛性人格障害の方は、他人から称賛されたいにも関わらず、なかなか称賛を得られません。そのため、不平不満を抱きやすく、愚痴が多くなるとも考えられます。
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