自己愛性人格障害とネガティブ思考
自己愛性人格障害の方と話していると、そのネガティブっぷりに辟易することもあるでしょう。自己愛性人格障害の方は全体的な物の考え方がネガティブなのでしょうか。
ここでは、自己愛性人格障害がネガティブ思考なのかどうかについて考えてみましょう。
ネガティブワードが多い自己愛性人格障害
自己愛性人格障害の方と会話をしていると、ネガティブな言葉ばかりでてくるということがあります。そのほとんどが、他人の批判や悪口だったりします。もしくは、社会や周りの環境への愚痴などもあるでしょう。
また、他人から評価されている人に対しても、大したことないようなことを言ったりします。何か粗を探して、そこを批判してみたり、過大評価されすぎだというようなことを言います。
とにかく何に対しても褒めたり前向きなことを言ったりすることがなく、全く見も知らない芸能人や有名人の悪口さえ言います。
全ての自己愛性人格障害の方にこういった行動が現れるわけではありませんが、こういった傾向が強いことは確かです。
何故ネガティブなことしか言えないのか
自己愛性人格障害の方は、他人を見下すことで自尊心を守ろうとしています。自分より優れている人がいては困るのです。
他人に対してはネガティブなことばかり言うにも関わらず、自分のことは自慢が多かったりするのも自己愛性人格障害の特徴でしょう。
そして、ネガティブなことばかり言って、周囲がどう思うかという思考には至らないのも、批判や不平不満ばかりになってしまう原因でしょう。
周囲が嫌な気持ちになっているとは考えません。
そのため、ネガティブなことばかり言うタイプの自己愛性人格障害の方は、その辺りの歯止めが効かないのです。
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