自己愛性人格障害の人はなぜ偉そうなのか
自己愛性人格障害の人は年下の人や立場が下の人、恋人や家族に対して偉そうに振舞います。何故偉そうな態度を取るのでしょうか。
優越感に浸る自己愛性人格障害
自己愛性人格障害の人は強い劣等感を常に抱えて生きています。その為、優越感を得られる様な行動をしなければ、不安定な精神を保てません。
年下の人や立場が下の人を見下し、偉そうに振舞う事で「自分は優れている人間だ」という優越感に浸ります。
偉そうに振舞ってはいますが特に優れた能力がある訳では無い場合が多く、批判される事を恐れる器の小さい人間だという印象を抱く人は多いでしょう。
自己愛性人格障害の人は自分よりも年下の人や立場が下の人の事を物の様に扱い、相手の気持ちを知ろうとはしません。
自分は優れている人間だと思い込んでいるので、偉そうな態度を取るのは当然の事だと思っています。
年下や立場が下の人には偉そうに振舞いますが、自分よりも年上の人や立場が上の人には態度を変え、愛想良く振舞い媚を売ります。
他人を自分より下か上かでしか判断しない為、対等な人間関係を築けません。
とにかく自分を認めて欲しい、褒めて欲しいという承認欲求が強く、偉い存在と思わせる為に憧れている人の言葉を自分が考えた言葉の様に使ったり、他人の成果を自分の物にしようとします。
自己愛性人格障害の人は寂しがりな暴君である
自己愛性人格障害の人は家族や恋人に対しても偉そうに振舞います。家族や恋人は自分の支配下にあると考えているからです。
その為、家族や恋人が自分の思い通りにならないと怒って暴言を吐き、暴力を振るいます。
偉そうな態度を批判すると簡単に自尊心に傷が付くので、激しく怒ります。
しかし偉そうな態度に愛想を尽かした恋人が離れようとすると、急に褒め称えたりプレゼントを贈ったりといった行動を取って引き止めようとします。
孤独に弱く一人で居る事には耐えられないので、常に誰かが側に居る状態を守ろうとします。
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