自己愛性人格障害の他人への甘え
自己愛性人格障害の方の特徴の1つに、他人への甘えが強いという部分があります。これは、表面的にははっきりとわかりづらいこともありますが、自己愛性人格障害の方の行動をよく考えると、人に甘えているのだと理解できることがあります。
ここでは、自己愛性人格障害の方がどういう風に他人に甘えているのかをご説明していきます。
自己愛性人格障害の方の甘え方
自己愛性人格障害の方は、他人は常に自分の事を思いやってくれ、自分の思い通りに動いてくれるものだと思っています。
これ自体が、すでに「甘えている」ということになるでしょう。何の努力をしなくても、人が自分のために尽くしてくれていると思っています。そして、そう思うからこそ、人を思い通りに動かそうとしたり、そうならなかった時に不機嫌になったりするのです。
また、自分を甘やかしてくれる存在のことも好きです。自分を否定しない相手を見つけると、なついていつまでも甘えようとします。面倒見が良い人物などは、そういう意味でターゲットにされやすいでしょう。
自己愛性人格障害の甘えへの対処法
甘やかしてくれる人として、自己愛性人格障害の方にターゲットにされてしまうと、どんどん要求がきつくなり、負担になってしまうでしょう。ですから、なんだか依存されている気がすると思った場合は、すぐに距離を置いた付き合い方をするべきです。
ターゲットにされていなくても、日頃から他人への依存心や甘えがひどい人物がいる場合には、あまり構ってはいけません。とは言え、あからさまに無視したり、注意をしたりすると、自己愛性人格障害の方はキレたり、なんらかの復讐をしようと考えてしまうこともありますから、あくまで距離を置く程度にしておいて、何らかのアクションは起こさない方が賢明です。
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