自己愛性人格障害と併発しやすい病気・障害
自己愛性人格障害の人が併発し易い病気や障害について紹介します。
併発し易い病気・障害
まず併発し易い病気ですが、以下の様な病気を併発する場合があります。
うつ病
本当の自分ではない自分を演じ続け、精神的に疲れる事によってうつ病になる場合があります。
拒食症
痩せている姿こそが美しいと考え、食事を摂らなくなります。
過食症
本当の自分を隠している事にストレスを感じ、暴飲暴食に走ります。
睡眠障害
ストレスなどの精神的な疲れによって引き起こされます。
パニック障害
これまで作り上げてきた理想の自分が崩れ去る事に不安を覚え、パニック症状を起こす場合があります。
不安障害または強迫性障害
理想の自分になれているのか、他人からどう見られているのかが気になり、生活に支障をきたします。
次に併発し易い障害ですが、以下の様な人格障害を併発する場合があります。
境界性人格障害
自分の考えを相手に理解してもらえない事に不安感を抱きます。感情のコントロールが上手く出来ません。見捨てられる不安や恐怖心が強い傾向にあります。
演技性人格障害
演技をしているように芝居がかった行動を取ったり、すぐに興奮したり、物事に過剰反応したりする事がよく見られる事が特徴です。
アスペルガー症候群
アスペルガー症候群は知的障害を伴わない自閉症スペクトラム障害の事で、先天的な発達障害です。(その為、アスペルガー症候群の人が自己愛性人格障害を併発する、という表現が正しいでしょう)脳の中枢神経の機能的障害によって、対人関係が上手く築けなかったり、コミュニケーション能力や言語能力の発達の偏り、想像力についての障害等があります。
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