30代〜40代の自己愛性人格障害
自己愛性人格障害は、年を重ねれば重ねるほど、回復がしにくいものだとされています。20代までに治療を始めることができれば、回復の見込みがあるのですが、30代や40代の頃の自己愛性人格障害はどうなのでしょうか。
ここでは、30代?40代の自己愛性人格障害について考えてみましょう。
30代?40代の自己愛性人格障害は治るのか
30代?40代の自己愛性人格障害が治るかどうかというのは、それまでの状況にもよるでしょう。例えば、治療自体を20代のうちに始めたという人が、30代にさしかかってしまったという場合は、まだまだ治る見込みがありますし、治療によって、徐々に逸脱した行動が少なくなっていきます。
しかし、40代ともなると、かなり難しくなってきます。年齢を重ねれば重ねるほど、それまでの自分を変えることが難しくなってくるからです。
また、30代以上になると、自分が自己愛性人格障害であると認めることも難しくなってきます。そのため、30代以上になって、周囲が自己愛性人格障害に気づいたとしても、治療を始めること自体難しいのです。
自己愛性人格障害の疑いがある人が30代?40代だった場合
もしも周囲に、自己愛性人格障害の特徴を多く見せる人がいて、その人が30代以上だった場合は、どうすればいいのでしょうか。
その人物が職場の同僚だとか、ママ友など、どうしても付き合わなければならないという相手である場合は、距離を取りながら、うまくつきあっていきましょう。その人の性格を変えられるものだと思ってはいけません。
ただし、その人物が家族など、とても近い関係にある場合は、別です。自己愛性人格障害の可能性を訴え、診断を受けるように一度は話してみてもいいでしょう。
30代以上の自己愛性人格障害では、自分を病気だと認めることができるかどうかが、治療を始められるかどうかの鍵となります。
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