自己愛性人格障害の人のイライラやストレス
自己愛性人格障害の方の中には、感情の起伏が激しく、いつもイライラしていたり機嫌が悪いことが多いという方もいらっしゃいます。
自己愛性人格障害の方と付き合うのはなかなか大変なことではありますが、彼らもさまざまな受け入れがたい現実に翻弄されて生きています。
ここでは、自己愛性人格障害の方々のイライラやストレスについて考えていきましょう。
自己愛性人格障害の方がストレスを感じるとき
自己愛性人格障害の方は、自分が周囲に認めてもらえなかったり、物事が自分の思い通りにならなかったり、周囲から責められたりすると、かなり強度のストレスを感じます。
そのストレスが原因でひきこもりになってしまったり、精神的な疾患を抱えてしまったりするくらいです。
自分の思い通りに事が進まない時などは、イライラして、周囲に当たることもあるかもしれません。しかし、自分の立場が悪くなる相手には当たらず、ある特定のターゲットにだけイライラをぶつけるという行動をする方も多いでしょう。怒っている割に、冷静に対象を選んでいるように見えるかもしれませんが、自然にしていることなので冷静なわけではありません。
特に評価されたい時に、逆に怒られたり責められたりすると、そのストレスに耐え切れず、逆ギレしたり、内にこもってしまったりします。逆ギレすることや、内にこもることで、その状況から逃げ出しているのです。
人のイライラやストレスには鈍感
自己愛性人格障害の方の振る舞いの所為で、周囲の方々はしばしばイライラさせられたり、ストレスを抱えたりします。
しかし、自己愛性人格障害の方は、他人の気持ちには疎く、自分の行動が他人をイライラさせているとは考えていません。
また、もしその事に気付いたとしても、イライラする方が悪いということになってしまいます。
そう考えると、自己愛性人格障害の方の振る舞いにいちいち心を揺さぶられるのは、勿体ない気がしないでしょうか。自己愛性人格障害の方とつきあう必要があるなら、ある程度のことはスルーできる力を身につけた方が楽になります。
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