自己愛性人格障害の共感能力
自己愛性人格障害の人は共感能力が劣っています。他人に対して思いやりが無く、デリカシーの無い言葉で傷付けます。
共感能力が劣っている
共感能力とは他人の感情を理解する能力の事であり、また相手から信頼出来ると感じてもらえる能力の事でもあります。
自己愛性人格障害の人は他人の立場になって考えるという事は出来ず、他人の心の痛みに鈍感です。他人に自分の気持ちを分かってもらおうとするだけで、相手の気持ちを分かろうとはしません。
自分と価値観が違う人の気持ちを理解出来ず、自分の考えを押し付ける為、共感能力が非常に劣っていると言えます。
その為、他人に対して思いやりの心を持たず、デリカシーの無い言葉を吐いて相手が不快に感じても罪悪感を抱きません。
むしろ他人が傷付くと自分が優位に立ったと感じて喜びます。
他人への共感性の欠如
共感性とは他人の人格を尊重して思いやる事を指しますが、自己顕示欲・支配欲が過剰になると「他人への共感性の欠如」が見られやすくなります。
他人に褒められたい、他人よりも優位に立ちたい、自分の思い通りになるようにしたい、と自己愛性人格障害の人は自分の事しか考えられず、脆い自尊心を守る事に必死になっている為、他人への共感性が欠如している状態であると言えます。
他人に対する共感性が欠如しているのに他人は自分の事を理解してくれると思い込んでいるので、一方的に弱っている人に世話を焼き、それによって相手が傷付いても気付く事が出来ずに「自分は良い事をした、恩を売った」と優越感に浸ります。
また、自分よりも弱い立場の人間は自分の思い通りになると思い込んでおり、思い通りにならなければ不機嫌になる自己愛性人格障害の人は他人を思いやる事が出来ません。
他人を自分にとって価値があるか無いかでしか判断しない為、心から他人を信頼する事も、他人から信頼される事もありません。
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