自己愛性人格障害は増加しているのか
「自己愛性人格障害」という言葉は、以前に比べるとよく知られています。その内容までは詳しく知らなくても、名前は聞いたことがあるという方は多いでしょう。
これは、自己愛性人格障害である方が増加しているからなのでしょうか。
ここでは、自己愛性人格障害の方が増加しているかどうかについて考えていきましょう。
自己愛性人格障害は増加しているのか
モラハラ、モンスターペアレント、クレーマーなどと呼ばれる方々は、しばしば自己愛性人格障害であることが多いのですが、特にモラハラをする人やモンスターペアレントは以前よりも増えてきているように感じるのではないでしょうか。
昔から、これらの行動をする人というのはいたのですが、特有の呼び方をつけるようになるということは、それだけそういう行動をする方が多くなってきたということを表しているでしょう。
特にモンスターペアレントについては、教育の現場で実際に働いている人たちが、振り回されて疲弊しており、問題になっています。
モスターペアレントはクレーマーの一種のようなものですが、すべてを自分の思い通りにするように要求するあたりは、とても自己愛性人格障害の性質を表しています。
何故自己愛性人格障害が増えているのか
自己愛性人格障害が増加している原因の1つに、家庭環境があるかもしれません。自己愛性人格障害に限らず、人格障害と呼ばれるものは後天性の障害で、多くの場合幼いころの家庭環境が関係していると考えられます。
虐待やネグレクト、拒絶、過保護、過干渉、このすべてが自己愛性人格障害の原因になり得るのですが、こういった傾向のある親が増えていること、そして親が自己愛性人格障害だと、子供もそうなってしまいやすいということも関連し、自己愛性人格障害が増えているのではないでしょうか。
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