自己愛性人格障害の有名人・芸能人について
自己愛性人格障害の有名人
自己愛性人格障害は人口の１％と言われており、珍しい障害というわけでもありません。
この障害を持つ有名人には、学生さんから高齢の方までがご存じの太宰治さんもその一人でした。感受性が高く知能的にも優れた人間であり日本を代表する作家ですが、日頃は虚無感に浸り過ごしており、この症状が落ち着くと逆に自己愛性人格障害という自分を過大評価するような人格が出現していたと言われています。
この方は、他にも精神疾患を併発しており、自殺未遂を繰り返し、５度目で完遂という形になってしまいました。太宰治さんも、高い能力を生まれながらに備えていたことから、周囲の人間から物凄く賞賛されてきたことでしょう。高い能力を備えていた方であるがために発症してしまった障害なのかもしれません。
世界最高の指揮者と呼ばれていたヘルベルト・フォン・カラヤンも自己愛性人格障害を抱える一人でした。この方は、典型的な症状で多くの批判を浴びてきました。メディア用の写真は自分がチェックして認めたもの以外の掲載を許さないという性格や自分を否定する人への攻撃的な性格はトラブルの引き金になっていたと言われています。
自己愛性人格障害を公表している芸能人
この障害を公表している芸能人は、ほとんどおられませんが、その疑いを持たれている方は大勢おられます。この障害は、人の性格に関わるデリケートな問題であり、偏見や非難も高い傾向にあります。
しかし、社会生活を営む上で自尊心の強さが長所となることだってあります。全てがマイナスだというわけではなく、１つの個性として受け止めるのも周囲の方には必要です。また、このような障害は、ますます増加傾向にあり、共存できる社会づくりが求められるのではないかと思います。
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