自己愛性人格障害の苦しみはどのようなものか

自己愛性人格障害の苦しみはどのようなものか

自己愛性人格障害の苦しみはどのようなものか

自己愛性人格障害の方の振る舞いは、周囲の方々にはなかなか迷惑なものだったりします。苦笑して流せる程度のものであれば、そこまでストレスにはならないでしょう。ですが、自己愛性人格障害の方で症状のひどい方だと、感情的になることも多いため、その分周囲の方にもストレスになります。

 

ですが自己愛性人格障害の方が感情的になっている場合、本人も苦しんでいるのです。自己愛性人格障害の方の苦しみとは一体どんなものでしょうか。

 

自己愛性人格障害の方が苦しむ原因

自己愛性人格障害の方は、自分は特別な存在で他者より優れていると思っています。ですが、もちろんそれは妄想のようなもので、周囲の方は同じようには思いませんし、その方を特別優れた方であるという扱い方はしません。

 

自己愛性人格障害の方は、常に他人から褒められ、認められたいという強い欲求を抱いているのですが、その性質もあり、求めている賞賛を得られることは少ないでしょう。

 

「自分が特別である」「自分は常に正しい」というような理想と、誰にも賞賛されない、寧ろ怒られることすらあるという現実とのギャップに直面したとき、自己愛性人格障害の方はとても辛い気持ちになるのです。そのため、感情的に怒ったり、泣いたりするようなこともあります。

 

自己愛性人格障害の方が苦しんだとき

自己愛性人格障害は、自分で障害に気づくことはほとんどありません。

 

ですから、前述のような現実とのギャップに気づいたとき、精神的な疾患に陥ったり、何かに依存してしまったりということが起こります。たとえば、うつ病やさまざまな依存症です。

 

現実逃避をするために、薬物に手を出してしまうという方もいるでしょう。

 

ニートやひきこもりになったりということもあります。

 

また、その苦しみをきっかけに、攻撃的になったり暴力的になったりする場合もあります。

 

こういった状況に陥ってしまうと、専門的な治療がない限りなかなか社会復帰することが難しくなります。

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