自己愛性人格障害の具体例
自己愛性人格障害とは、自分は特別であるという意識があり、そこからくる言動が影響して、健康な人間関係を築けない障害のことです。
とはいえ、それだけでは自己愛性人格障害の方がどういう行動をとるのか具体的にはわかりませんよね。
ここでは自己愛性人格障害の方の言動の具体例をご紹介していきます。
「自分は特別」だと思い込んでいる
周囲から見れば、何の成功もしておらず、ただ付き合いにくいだけの人に見える自己愛性人格障害の方ですが、本人は自分が特別な存在だと思っています。ですから、例えば仕事の面でコピーを取るだけ、などの簡単な仕事を押し付けられると、「何故自分がこんなことを・・・」と不満に思います。
単純作業などは他の人に押し付け、自分は重要な仕事しかやらないという行動もあるでしょう。注意されたりすると、ふてくされたりします。その代わり褒めると、特別扱いされたと満足します。
クレーマーになりやすい
自己愛性人格障害の方は、誰に対しても特別扱いをされることを求めているので、周囲から見ても理不尽なクレームをすることがあります。
そこには社会や会社のルールや、担当の方にも都合があるなどといったことは関係ありません。何故なら自分の思い通りに事を進めることが一番重要であり、尊重されるべきだからです。
良いことは自分の手柄、悪い事は他人の所為
自分が関わったかどうかに関わらず、何か良いことが起きるとそれは自分の手柄ということにします。他の人の努力でその結果が出たとしていても、それは自分のおかげなのです。
そして、例え自分が関わっていたとしても、何か悪い結果になればそれは他人の所為にします。
その時に、周囲がそれを理解していたとしても、そういう行動に出れるのが自己愛性人格障害です。
鬱になりやすい
自己愛性人格障害は、思い通りにならないことが多いと、鬱になることがよくあります。また、人から馬鹿にされると深く傷つくという要素も鬱になりやすい要因でしょう。
端から見ると理不尽ではあるものの、本人が深く傷つき落ち込んでいるのは本当のことなのです。
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