自己愛性人格障害はしつこい人が多いのか
自己愛性人格障害の人と関わりを持つと、同じ自慢話を何度も続けたり、付きまとわれたり、何か問題が発生して縁を切ったのにまた接触しようとして来たりと、何かと「しつこい」と感じる人が多いです。
何故自己愛性人格障害の人はしつこいのでしょうか。
「自分の思い通りにする」という事への執着心
自己愛性人格障害の人は「自分は他人より優れていて特別な人間である」と思い込んでおり、自尊心を高めて快感を得る為に他人から褒め称えられる様な言動を取ります。
また、欲しい物や側に置いておきたい人間が居れば、他人を傷付けてでも手に入れようとします。つまり「自分の思い通りにする」という事に執着し、成し遂げる為に行動を起こします。
誰かに褒められたい自己愛性人格障害の人は、褒め称えられるまで自分がどれだけ素晴らしい事を行ってきたか、どれだけ学校や仕事で優秀な成績を残したのかを何度も何度も話し続けます。
一度褒められると褒めた相手をターゲットにして、他にも素晴らしい事があると話し続けます。(その内容には嘘が含まれている場合があります)
また、自分の側に置いておきたい人や恋人にしたい人が居ればターゲットとし、初めは愛想良く親切に接してきますが、メールアドレスやSNS上での連絡先を交換すると頻繁に連絡をして来る様にます。
またターゲットが他の人と接触する事を避ける為にターゲットの悪い噂話を周囲に流して孤立させ、その後はターゲットの欠点を責め立てて「そんなにも駄目な貴方の事を自分が世話をしてあげている」という様な支配関係を徐々に築きあげます。
もしターゲットが逃げると、知っている連絡先に何度も連絡をしたり、待ち伏せをしたり、わざと視界に入る様な位置に居る様にしたりとストーカーの様な行動を取ります。共通の知人が居ればその人を利用する事もあります。
勿論ターゲットや周囲の人の気持ちについては何も考えず、ただ自分の思い通りにする為に行動します。
以上の様な行動を起こす自己愛性人格障害の人は非常に多く、それが長期間続く為に「しつこい」と言われます。
自己愛性人格障害の人は初対面では本性を現す事が無く、愛想良く親切な姿に好印象を持ってしまう人は多いですが、少しでも言動に違和感を覚えた場合はターゲットにされる前に距離を取る様にしましょう。
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