自己愛性人格障害とお酒
自己愛性人格障害の方も、もちろん成人すればお酒を飲むこともあるでしょう。嗜む程度に楽しんでいる間は問題ありませんが、自己愛性人格障害の方というのは、依存症になりやすい性質があります。
ここでは、自己愛性人格障害とお酒について考えていきましょう。
自己愛性人格障害の方がお酒に酔った時
自己愛性人格障害の方がお酒に酔った時は、どのような行動をとるのでしょうか。
基本的には普段とはあまり変わりませんが、酔っているために行動がエスカレートしてしまうでしょう。
例えば、物を投げたりということを日常的にやっているという方であれば、危険かどうかを判断できずに物を投げたり、人に手を出してしまうかもしれません。
虚言癖がある方であれば、辻褄合わせなどを全く考えずに嘘の自慢話をたくさんするようになるでしょう。
しつこい説教を始めるという方もいるかもしれません。
何にしても迷惑なことではありますが、通常時にやっていることがエスカレートしているだけなので、周囲もお酒を止めようとはしないでしょう。
自己愛性人格障害とアルコール依存症
怖いのは、自己愛性人格障害の方が何かをきっかけにお酒に逃げてしまい、アルコール依存症になってしまうことです。
自己愛性人格障害の方は、自分の思い通りにならなかったり、思うような賞賛を得られなかった際、深く傷つき、お酒を飲むことで忘れようとします。
大抵の場合は、思い通りの賞賛を得られることは少ないので、お酒に逃げてしまうことが多くなり、アルコール依存症になってしまうのです。
アルコール依存症になってしまうと、自己愛性人格障害だけではなく、依存症についても治療が必要になりますし、依存症も完璧に治療するのが難しいものですから、問題はますます深くなってしまうのです。
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