自己愛性人格障害と学歴
自己愛性人格障害の人は学歴にこだわりを持つ人が多く、本人自身も高学歴である場合があります。それは何故でしょうか。
自己愛性人格障害の人にとっての学歴
自己愛性人格障害の人は「自分は特別な人間である」「自分は優れている人間である」と思い込んでいます。その思い込みを他人に分かり易く証明出来る物の一つに「学歴」があります。
その為、誰でも知っている有名大学へ進学・卒業をする事にこだわります。「その大学で学びたい事があるから」という理由では無く、他人へ自分が優れている人間であるという事を証明する為に有名大学を選びます。
もし目指していた有名大学を受験して不合格になり、滑り止めとして受験していた大学に合格すると、「滑り止めで選んでいた大学が本当の第一志望大学だった」と周囲にアピールします。
自己愛性人格障害の人よりも高学歴の人が居た場合
自己愛性人格障害の男性の場合は学歴コンプレックスを持っている人が多く、親族や職場の同僚等の身近な人が自分よりも高学歴である場合は、その人に嫉妬心を抱き、関わる事を避ける傾向にあります。
自己愛性人格障害の女性の場合は、高学歴な男性と恋人・婚姻関係になる事によって自分の価値が高くなると考える人が多く、近くに自分よりも高学歴の男性が居れば、自分の事に興味を持って貰える様にアプローチしてくる場合があります。
自己愛性人格障害の人よりも低学歴の人が居た場合
自己愛性人格障害の人の身近に低学歴の人が居た場合、自分より目下の人間であると考え、その人に積極的に関わってくる可能性が高いです。
自分がどれだけ高学歴であるかを語り、自分を賞賛する事を要求してくるでしょう。
学歴の話は避けた方が良い
もし何かのきっかけで話をする事になった相手が自己愛性人格障害である事が事前に分かっている場合、自分が高学歴であっても低学歴であっても、学歴について積極的に話をする事は避けた方が良いでしょう。
また、自己愛性人格障害の人が学歴について自慢話を始めた場合は聞き流し、深く追求しない方が良いでしょう。お互いの学歴がきっかけで見下されたり、付きまとわれたりと面倒な事が起こる可能性があります。
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