自己愛性人格障害と泣くことについて
自己愛性人格障害の方は、自分の立場を守るためであったりという自己の目的のためには、普通の方ならやらないようなドラマティックな行動をとることもできます。
その中には、「泣く」という行動も含まれます。
ここでは、自己愛性人格障害の方の泣くという行動について考えていきましょう。
自己愛性人格障害の人はどんな時に泣くのか
自己愛性人格障害の方は、人によっては成人していたとしても、人前で躊躇せず泣いたりする方がいます。
成人した男性が他人の前で号泣するということはあまりないかと思いますが、自己愛性人格障害の方だと、頻繁に泣くということも少なくありません。
これは、ほとんどの場合泣くことによって、周囲を思い通りにしようとしています。
例えば自分の立場が悪くなってしまった時など、同情を誘うために涙が出ます。また、何かに感動している時などなら、自分を良く見せるために泣いたりもします。
誰かに責められたとき、許してもらうために泣くということもあるでしょう。
どんな場合でも、相手の気持ちをコントロールしようという目的から、涙が出るのです。
自己愛性人格障害の方が泣いた時の対応
自己愛性人格障害の方が泣く時、人によってはびっくりしてしまうような号泣をする方もいます。もしも、自分の知人レベルの方がそういった状態になってしまった時は、そっとその場を離れて物理的な距離を取りましょう。相手にすると、その方を喜ばせてしまいます。
もし、身近な方がそういった行動をとった時も、無関心を装うのが重要です。
無関心でいれば、その行動に効果がないと理解できるようになるため、号泣で困らされることもないでしょう。
とにかく、自己愛性人格障害の方の障害が元になっている行動については、無関心でいるということがベストな対応なのです。
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