自己愛性人格障害とスピリチュアルの関係

自己愛性人格障害とスピリチュアルの関係

自己愛性人格障害とスピリチュアルの関係

自己愛性人格障害の人はスピリチュアルな物事に対して非常に興味・関心を持ちます。

 

自己愛性人格障害とスピリチュアルの関係について紹介します。

 

自己愛性人格障害とスピリチュアル

スピリチュアルとは宗教的・精神的な物事、神や聖霊、超自然的、神聖等を表す言葉で、ラテン語の「spiritus」が由来です。

 

日本でよく使われるスピリチュアルとは、自分自身が持つ霊的なオーラやカルマ、守護霊等の目に見えない存在を表し、それらが見える人の事をスピリチュアリストと呼びます。

 

スピリチュアルを商材とするビジネス(所謂、霊感商法)は「スピリチュアル・ビジネス」と呼びます。

 

自己愛性人格障害の人はこのスピリチュアルに興味・関心を持ちやすい傾向にあり、スピリチュアルに関する本やグッズを多く購入したり、スピリチュアルから発展してカルト教団の教祖やその熱心な信者、霊能力者等になる場合があります。

 

カルト教団の教祖になった場合、信者は自分を神と崇め、自分の言う事には全て従います。その為、自己愛性人格障害の人にとっては最高に心地が良い状態になります。

 

また、熱心な信者になった場合は、自分が崇拝している人は素晴らしい存在だと思い込み、その人に付き従っている自分も素晴らしい存在であると思い込んでいる為、非常に心地が良いです。

 

カルト教団の教祖は「神からお告げがあった」「聖霊と会話した」等のスピリチュアル的な体験をした事によって教団を立ち上げたと語り、信者になった人に対して神からの教えを説きます。そして「自分に背いたら不幸な事が起こる」と信者に教え込みます。

 

カルト教団の教祖以外にも、霊能力者、ヒーラー、占い師、セラピストとして「スピリチュアル的な物を見る事が出来る」と自称し、多くの人に賞賛される為に活動する人も自己愛性人格障害である場合が多いです。

 

その多くが「自分に背く様な事をしたり、言う事に従わなければ不幸が訪れる」と脅迫めいた事を相談者等に言います。そして「神の力を宿している」「自分の念を封じ込めてある」といったブレスレットやネックレス等を売り付ける「スピリチュアル・ビジネス」を行います。

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