自己愛性人格障害の症状とただのわがままの違い
わがままな人というのは、どこにでも存在しますよね。どなたの周りにも、数人は思い浮かぶ「わがままな人」がいるのではないでしょうか。
あまりにわがままだと、自己愛性人格障害についてご存じの方は、もしかして自己愛性人格障害なのかも?と疑ってしまうかもしれません。
ここでは、自己愛性人格障害とただのわがままの違いをご紹介します。
自己愛性人格障害とただのわがままな人の違い
ただ「わがまま」であるだけの方は、基本的に自分の思い通りに過ごしたがります。自分の思い通りにならなければキレたり、機嫌が悪くなったりするでしょう。
また、周囲に自分のわがままを聞いてもらおうと説得を試みたり、絶対に自分の意見をゆずらないということもあります。
というと、自己愛性人格障害の特徴にもあてはまっている気がしますね。
パッと見同じに見えるような行動でも、ただのわがままと自己愛性人格障害の違いは明確にあります。
それは、自己愛性人格障害は、自分のわがまま通りになった結果が望んだものでなかった場合、他の人がその選択をしたことにします。つまり、その結果になってしまったのは自分の選択の所為ではないのです。
ただのわがままな方なら、謝らないにしろ、人の所為にはしないでしょう。
自己愛性人格障害の方もとてもわがままですが、ただのわがままなだけの方とは、そこに違いがあるのです。
自己愛性人格障害とわがままの見分け方
前述のとおり、自己愛性人格障害とただのわがままには違いがありますから、見分けることは可能です。
一番わかりやすいのは、自分のわがままについて「あなたもそう思うよね?」のように、周囲もそれに賛同しているような形に持って行くパターンです。この行動をする方は、自己愛性人格障害である可能性があります。
とにかく悪いことが起きる可能性のあることや、実際に悪いことが起きてしまった時、他人のせいにしたがるのが自己愛性人格障害の特徴です。
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