自己愛性人格障害の配偶者(夫・妻)への対処法について
配偶者が自己愛性人格障害だったら
配偶者が自己愛性人格障害であると、家庭内でさまざまな問題が生じてきます。特に、女性よりも男性に多くみられる障害であることから、夫から妻へ対しての支配的な扱いや、暴力的な行為に対しては家庭内だけで対処できない場合もあります。暴力行為に関しては子どもまで及ぶ場合も少なくなり、身体を危険にさらされます。
女性の自己愛性人格障害でも、自分の子どもを支配的な扱いをすることや、言うことを聞かなくなったら容赦なく手を上げ、子どもの成長の妨げになることも懸念されます。
配偶者が自己愛性人格障害の場合の問題と対処法
自己愛性人格障害と言っても、暴力的で手に負えないような人もいますが、ただ単に「自分が特別な存在でありたい」と思い、上手くいかないことがあれば落ち込み、精神的に安定しないような人もいます。
症状が個人によっても大きく違うので、臨機応変に対応することが必要ですが、夫婦であるからには、お互いの意見に耳を傾け尊重しあえる関係が最も理想です。これが、一方的に片方の意見が通るのが当たり前になっていたり、お互いが対立していたり、若しくはお互いが避け合っている夫婦は年齢を重ね、子どもが巣立った後や、定年退職した後に存在意義がわからなくなってしまい離婚の危機が訪れる可能性があります。
夫婦生活を円満に送るためにも、お互いが尊敬しあえる関係でいることが大切です。しかし、夫婦だけでそのような話合いを行うことや取り組みを行うことはなかなか難しいことから、最近は家族療法という手段でケアを行うことがあります。
家族が居る場合は、家族全体で治療を行うこともありますが、今は、夫婦療法という夫婦間の問題に関してもケアを行う医療機関もあります。夫婦だけで上手くいかない場合の対処法としては、医療機関へ相談することをおすすめします。
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