自己愛性人格障害の姑への対処法

自己愛性人格障害の姑への対処法

自己愛性人格障害の姑への対処法

嫁と姑との意見や思考の食い違いによる仲違いはよく見られる問題ですが、姑が自己愛性人格障害の場合、より一層問題は深刻になります。

 

もし恋人と結婚し、恋人が一人っ子や長男であるが為に、自己愛性人格障害の姑と同居する様な状況になってしまった場合、嫁としてはどの様に対応するべきでしょうか。

 

姑が自己愛性人格障害の場合

姑が自己愛性人格障害であると自覚をしており、適切な治療を受けている場合であれば問題はありませんが、もし夫も姑も気付かずに、自分だけが「姑が自己愛性人格障害である」と気が付いた場合、義母とは言え、指摘するのは気が引ける事だと思います。

 

更に夫にとっては実母である為、事実を伝える事によってショックを与える事は避けたいと考えている人も少なくは無いと思います。その為、自己愛性人格障害の人が起こす行動の特徴を掴んだ上で、揉め事を起こさずに日常生活を送りたいものです。

 

まず、嫁と姑と言えば台所問題があります。どちらが料理に関して主導権を握るか、という問題は結婚してすぐに起こりますが、姑が率先して料理をするようであれば、自分はサポート役をする様にしましょう。

 

姑個人の味のこだわりがある為、下手に手を出すと激しく怒り出し、手に負えなくなります。

 

その為、サポートをする側に回り、言われた通りに動くと良いでしょう。何かにつけ「手際が悪い」「女として失格だ」「嫁として最悪だ」等と暴言を吐かれる場合もありますが、受け流すようにしましょう。そして他の家族からは注目されない食器洗いや洗濯、掃除等の家事を中心に行う様にしましょう。

 

また、姑が作った料理を褒めるようにしましょう。その内に料理を始めからする事に加わらせる様になって来ます。その代わりに毎日調味料の量の指示が違っている場合もありますが、素直に聞いている振りをして、隠れて正しい量を使う様にしましょう。

 

次に起こるのが、妊娠・出産・子育てです。子育てに関しては姑に手を出されると、子供の人格育成に問題が発生してしまう為、ここだけは自分で主導権を握る必要があります。子育てに関しては夫とよく話し合いをしておきましょう。

 

姑にとっては孫である為、自分が行ってきた子育てをそのまま実行する事は少ないとは思いますが、隙を見ては自分の都合の良い様に扱う為、子供に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

自分で離乳食を作っても、姑が勝手に作った物を食べさせようとしたり、物の判別が付く頃に姑が子供を離さなくなったり、自分の嘘の悪口を吹き込んで姑の言いなりになる様に仕組んでくる可能性があります。

 

姑が過剰に子供に固執する事によって、子供まで自己愛性人格障害やその他の病気を患ってしまう可能性がある為、子供から目を離さない事が必要となります。

 

もし専業主婦で無い場合は、自分の実家が近くにあれば、仕事中は自分の実母に子供を預けましょう。実家が遠ければ託児所に預ける様にしましょう。

 

子供が産まれる頃になったら、姑が自己愛性人格障害である事を夫に告げる事も必要となります。夫にショックを与える事になりますが、まずは子供を第一に守る事を考えた方が良いでしょう。

 

始めは夫に自己愛性人格障害の事を告げても理解されず「義母だから悪口を言っているだけだ」と受け取られてしまう可能性があります。また姑から自分の嘘の悪口を言い聞かせられている可能性もあります。

 

しかし自己愛性人格障害の人に関する資料を見せ、自分は姑から本当はどの様な扱いを受けているかを話し、少しずつ理解してもらう必要があります。

 

他に起こる事は、姑が近所に住む人に自分の事を「悪い嫁だ」「自分は嫁に嫌がらせをされている」「嫁に虐げられている」「息子は嫁に騙されている」と嘘を吹聴して廻る事です。その為、もし姑が外出する事があれば、出来るだけ一緒に出掛ける様にしましょう。

 

実の親子の様に姑の事を気遣い、謙虚に話しかけながら外出している姿を近所の人に見せれば「今まで聞いていた話と違う」「もしかしたら、あの人は認知症になったのかもしれない」と思わせる事が出来ます。

 

自己愛性人格障害の姑と生活を共にする事は苛立つ事が多いですが、常に冷静に振舞い、姑に「あなたに従っています」という仮の姿を見せておきましょう。しかし子供だけは姑に預けてはいけません。姑が子供と関わるような場面があれば、常に自分(もしくは理解してくれる夫)もその場に居る様にする必要があります。

 

自己愛性人格障害は年齢を重ねる毎に悪化していく為、姑自身が今まで自覚が無く、一切治療を受けていない場合は、自分の子供が産まれる頃になれば治療は手遅れと考えた方が良いでしょう。

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