自己愛性人格障害とエゴグラムによる分析

自己愛性人格障害とエゴグラムによる分析

自己愛性人格障害とエゴグラムによる分析

エゴグラムという性格診断法をご存知でしょうか。このエゴグラムをすると、自分の性格について知ることができるのですが、自己愛性人格障害の方がやると、その特徴を表すような結果になるのでしょうか。

 

ここでは、自己愛性人格障害とエゴグラムについてご紹介していきます。

 

エゴグラムとは

まずは、エゴグラムがどういったものか、簡単に説明しておきます。エゴグラムとは、人の心を5つに分類して、それぞれの分類の心的エネルギーの高さをグラフにした性格診断方法です。その5つの分類とは、CP(支配性)、NP(寛容性)、A(論理性)、FC(奔放性)、AC(順応性)です。

 

エゴグラムは、インターネット上にも診断ができるサイトがありますから、気軽に誰でも行える性格診断です。

 

自己愛性人格障害の人のエゴグラム分析

それでは、このエゴグラムを用いて自己愛性人格障害の方が診断を行うと、どうなるのでしょうか。

 

自己愛性人格障害の方でも性格は色々ですから、ばらつきはあるものの、CP(支配性)やFC(奔放性)が高く出てくる傾向にあります。そして、NP(寛容性)、AC(順応性)などは低めの傾向にあるでしょう。

 

性格診断結果解説では、自信家だとか、自己顕示欲が強いという風に出てくることが多いようです。責任感があるというようなことも書いてあるかもしれません。

 

ただし、エゴグラムは飽くまでも「自己診断」です。ということは、自己愛性人格障害の方がエゴグラムをやると、理想の自分としての結果が出てきます。

 

人の所為にばかりして責任感のない自己愛性人格障害の方でも「責任感がある」という風に出てきてしまうところを見ると、一目瞭然ですね。

 

しかし、エゴグラムと自己愛性人格障害の特徴について熟知すれば、自己愛性人格障害の疑いがある方にエゴグラムをやってもらうことで、その傾向があるかどうかを判断することは可能でしょう。

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