自己愛性人格障害と精神科
自己愛性人格障害の治療は精神科で受ける事になりますが、クリニックでは「精神科・心療内科」と併記されている場合や、病院では精神科と心療内科が別になっている場合があります。それはなぜでしょうか。
精神科と心療内科の違い
基本的に精神科は精神疾患を主に扱い、心療内科は身体疾患を主に扱っています。
自己愛性人格障害は精神疾患にあたる為、精神科を受診する事になります。
「精神科・心療内科」と併記してあるクリニックであれば、精神疾患の治療を受ける事が出来るので、問題ありません。
しかし「心療内科」と表記しているのに自己愛性人格障害を含む各種人格障害の治療も行っているクリニックは多くあります。
それには「精神科」という表記では敷居が高いと感じる人が多い為、あえて「心療内科」と表記しているという理由があります。
その為、「心療内科」と表記していても精神科と同じ治療を受ける事が出来ます。
非常に混乱しやすい表記の為、受診する前にクリニックに電話をして自己愛性人格障害の治療に対応出来るか確認しておく事が必要です。
また、似た名称として「神経内科」がありますが、神経内科は脳神経系の疾患を扱っている科になる為、自己愛性人格障害の治療は対象外になります。
「神経科」「精神神経科」は精神科と同じですので、自己愛性人格障害の治療を受ける事が出来ます。
現代では精神科は身近な存在
自己愛性人格障害の他にうつ病や不眠症を併発した場合も精神科を受診する事になります。
治療内容は精神療法と認知療法に薬物療法が加わる形になります。
年配の人は特に「精神科」という名称に抵抗感を抱く人が多いですが、決して敷居が高いものでも無く、精神科に通う事も不名誉な事ではありません。
現代社会では精神疾患を患ってしまう人は珍しくは無く、精神科は身近な存在であると言えます。
自己愛性人格障害である本人も自分が精神科に通う事に抵抗感を持っている場合がありますが、何度か通えば特別な科では無い事に気付くでしょう。
スポンサーリンク