自己愛性人格障害の悪化
自己愛性人格障害は加齢による悪化もありますが、他人との関係によっても悪化してしまいます。適切な治療を受けずに症状を悪化させていれば不幸な末路を迎える事になってしまいます。
自己愛性人格障害を悪化させる原因
自己愛性人格障害の症状の悪化は加齢によって起こりますが、他人との関係によっても悪化します。
自己愛性人格障害の人は自分に誇大妄想を抱き、自分よりも立場が弱い相手を見下して嫌がらせをしますが、その嫌がらせの原因が自分にあると思い込んだ被害者が自己愛性人格傷害の人に対して謝罪するという事を繰り返すと、自己愛性人格障害の人の誇大妄想が膨らみ、症状が悪化してしまいます。
また、家族や恋人が自己愛性人格障害の人の言いなりになっていると、自己愛性人格障害は自分を褒め称えて思い通りに動く家族や恋人に依存し、誇大妄想を膨らませて症状を悪化させてしまいます。
自己愛性人格障害の悪化を防ぐ為には
自己愛性人格障害の悪化を防ぐ為には、まず治療を受けさせる事が第一に必要になりますが、本人が自覚しない限り治療を受けさせる事は難しいでしょう。
その為、自己愛性人格障害の人に嫌がらせをされても、被害者は決して謝罪してはいけません。加害者は自己愛性人格障害の人であり、被害者が自分を卑下する必要はありません。
また、家族や恋人等の身近な人は自己愛性人格障害の人から暴言を吐かれても言いなりにならない姿勢を取る事が必要です。
恋人が自己愛性人格障害であり、自分の力で症状を改善したいと思っている場合は母親の様に自己愛性人格障害の人を愛する必要があります。
子供の頃の経験によって自己愛性人格障害になってしまった為、母親役として話を聞き、問題行動を起こせば指摘して正しい対処法を教え、良い事をした場合は褒めて、献身的に愛情を与える事によって症状を改善していくという方法があります。
しかし母親役になる事は精神的な負担が大きく、また症状が改善するまで何年もかかる場合が多く、並大抵の覚悟では続けていく事は出来ないでしょう。
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