好きな人が自己愛性人格障害だったら

もし自分が好きな人が自己愛性人格障害だった場合、どの様に対処するべきでしょうか。それは相手が自己愛性人格障害について理解しているか否かで異なります。

好きな人が、「自分は自己愛性人格障害だ」と気が付いている場合は、自分の症状を改善する為にカウンセリングを受けている可能性があります。

その場合は、そっと見守ってあげましょう。そして、自分はあなたの事を好きだ、とハッキリと告げてみましょう。それで上手く恋人関係
になれれば、2人で自己愛性人格障害から抜け出せるように頑張る事が出来ます。

もし自己愛性人格障害だと自覚していてもカウンセリングを受けていない場合は、カウンセリングを受けるように促してみましょう。もし
恋人関係になれなかったとしても、好きな人が良い状態になれるという事はとても良い事だと思います。

好きな人が自己愛性人格障害である事に気が付いていない状態でもし恋愛関係になるとすれば、ひたすら相手に振り回され、自分がいくら愛情を注いでも、相手にとっては当然と受け止められて、愛情を返してもらえないでしょう。

その為、好きな人が自己愛性人格障害であると気が付いたら、相手にその事を伝え、カウンセリングを受けるように促しましょう。おそらく相手は激怒します。「特別な存在である自分」が「人格障害である」という事実は中々受け止められるものではありません。

しかし、何もせずにそのまま恋愛関係に発展してしまうと、自分の精神面が傷付く可能性が高いです。また、DVによって身体的にも傷付く可能性があります。

本当に好きな人であれば、自分の為ではなく相手の為に、自己愛性人格障害である可能性があるという事を告げ、カウンセリングを受けるように促しましょう。

その結果、自己愛性人格障害が良い方向に改善し、自分以外の誰かと付き合う事になったとしても、好きな人が良い状態であればそれは良い事だと思います。

そこまでの覚悟が無い場合や、なんとなく気になる程度の相手だった場合は、相手が自己愛性人格障害であると気が付いたら、自分の精神面を守る為に出来るだけ距離を置くべきです。