自己愛性人格障害には自覚と周囲の理解が必要!見捨てず存在を認めましょう

自己愛性人格障害には自覚と周囲の理解が必要!見捨てず存在を認めましょう

自己愛性人格障害には自覚と周囲の理解が必要!見捨てず存在を認めましょう

私は30歳で専業主婦をしているヒミチ(女性)と申します。友人の自己愛性人格障害についてお話しさせてください。

 

その友人とは小学生の同級生で、30歳になりお互い結婚して子どもがいる今も変わらず仲が良く頻繁に連絡を取り合う仲です。

 

そんな間柄なので、家族などに言えない悩みを今まで聞いてきました。

 

自己愛性人格障害に気づいたのも、ごく最近のことで、私もそれまでこの障害の名前すら知りませんでした。

 

そもそも障害と診断されたきっかけになったのがギャンブル依存症です。家族への後ろめたさを抱きながら彼はギャンブルをやめられずに借金をしてしまい、このままでは駄目だという事で精神科の受診を勧めました。

 

そこで、わかったのが自己愛性人格障害でした。ストレスのはけ口がギャンブル依存へと繋がっていたようです。

 

小学生の頃は人当たりもよくて、特に変わった様子はなかったのですが、今思い返すと自分を正当化するために小さな嘘をつくことが多かった気がします。

 

それが大人になり家族に対してや職場の人に対しても続き、嘘を吐けばつくほど自分が追い込まれていたようです。

 

そもそも彼の家庭は片親で、幼い頃に離婚しており、彼に危害が及ぶことはないものの離婚寸前まで大ゲンカで物を投げ合ったり、罵り合いの連続で家の中はめちゃくちゃだったそうなんです。

 

幼心に両親の仲を取り持とうと自分がお利口にしていれば、少しでも喜ばせればと嘘をついたりしていたという話を昔に聞いていたので、もっと早く異変に気付いてあげられなかった事に私も後悔しました。

 

会社でもどうしても上辺の付き合いになり、信頼関係が築けずに最終的に色々バレて転職を繰り返していました。

 

診断結果を受けてから、自己愛性人格障害の本人も自覚を持ったようで奥さんにも障害のことや借金のことを全て話しました。幸いにも奥さんは理解をしてくれたので、地道に治療を続けていくという事になりました。

 

この障害において一番大事なのは周囲の理解と本人が自覚を持つことだと思います。

 

最低な行動をしているのは彼ですが、彼だけが悪い訳ではありません。しかし、ただ障害だからと甘やかす訳ではなく、存在を認めて向き合いながら根本的な物を育て直すことが必要です。

 

まだまだ彼は自分の状況に気付いたばかりなので、これからがスタートですが、私も出来る限りサポートしていきたいと思っています。

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