自己愛性人格障害の甥っ子を育てています
akpさん
私の甥っ子が、おそらくこの自己愛性人格障害です。元々発達障害の疑いがあり、様々なカウンセリングや専門の療育を受けてきましたが、どうも発達障害のそれとはとても似ているが、少し違うような…
これは甥っ子のカウンセリングをしてくださった臨床心理士の先生もおっしゃっていたのですが、発達障害もあるにはあるが、おそらく愛着障害か自己愛性人格障害もあるのではないかと。
確かに甥っ子は、異常なまでに自信過剰。
決して自分の間違いを認めようとはしないし、発達障害の影響か、運動神経も学力も他の子ども達に比べてかなり劣っているのですが、「行くなら一番の学校がいい」と言って「オレは東大に行く」と言ってみたり、サッカー部でも一番下手くそなのに、県内有数のバスケ部のある学校に行きたいと言ったりします。
こういう考え自体はポジティブで逆にいいんじゃないかと思ってしまいますが、問題はその後。
例えば、東大なんかは天地がひっくり返っても行けるわけないほどの学力なのに、勉強は全くと言っていいほどしない。あきらめているのかな?と思いきや「オレは東大に行く」という考えだけは持っている。
サッカーに関しても同じような感じです。
異常に自分に自信があるので、決して反省はしないし、よほどのことがない限り、自分の非を認めようとはしません。
あとは、自分の言い分を通すために平気で人を犠牲にします。言葉尻を捕まえて、自分に都合のいいように言い方を変えて、あの人がこう言ったから自分はそうしたんだ、なんて風に。
基本的には面白いことが好きなひょうきん者で、人に優しいところがあるので友人には恵まれていますが、大人になったときが本当に心配。
本人に自覚がないというのも問題で、自分に都合のいいように平気で事実を捻じ曲げるので、他人の信頼を裏切るヤツだと認識される可能性が非常に強いのです。
人の道とか、常識というものを、ことあるごとに伝えてはいるのですが、本人がどれだけ認識しているのか…
今通っている療育の先生も、そこら辺を認識して指導してくださってはいますが、大人になるまでに少しでも改善していければいいなあと思っております。
ただ、その療育に通い始めてから1年弱で、表面的には様々な部分で改善が見られ始め、一般的な常識に沿って行動することが随分と増えました。
改善方法としては、早いうちから療育を受けることがいいと思います。
そして、ゆっくりと時間をかけて、普通に子育てをするように思いやりを持って、少しずつ、その行動の何が間違っているのか、どうすれば相手に気持ちが届くのかなど、自分本位の世界だけではないということを伝えていけば、自己愛性人格障害の人間であっても、そのことを少しずつ理解し、行動に移していくことができるということが甥っ子を見ていてわかったことです。
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