自己愛性人格障害が無能か有能か
自己愛性人格障害というのは、精神疾患ですが、それは人格に関わることに限定されます。つまり、学習障害などのように学力に問題があるという疾患ではありません。
ですから、その人が職場などで有能か無能かというのは、自己愛性人格障害はあまり影響していないと言えます。ここでは、自己愛性人格障害の人は有能なのか、無能なのかを考えてみましょう。
自己愛性人格障害の人は「無能」なのか
自己愛性人格障害と、学力などは、直接的には関係していません。ですから、自己愛性人格障害だからといって、無能であると断言はできないでしょう。自己愛性人格障害の人でも、学力などが優れていれば、仕事のパフォーマンスも良いという人もいます。
ただし、作業自体は得意でも、人間関係がうまく築けなければ、会社では「有能」とは言えないかもしれません。社会に出れば、人間関係を円滑に行える人も有能だと言えるからです。
「有能」だと言われる自己愛性人格障害の人はいるのか
前述のとおり、人間関係がうまく築けないような人は、有能だとは言えないので、それに当てはまる自己愛性人格障害の人は、例え頭が良かったとしても、有能ということにはならないでしょう。
では、自己愛性人格障害の人は「有能」だと評価されないかというと、それはまた違います。
なぜなら、自己愛性人格障害の人は外面が良いので、人に好かれることもあり、それに加えて仕事ができるタイプだったりすると、「有能」と言われることもあるからです。
うまく人間関係を築けなかったとしても、周囲に1、2人程度自己愛性人格障害の人の異常さに気づく人もいるという程度なら、あまり会社では問題にならないでしょう。
こういうパターンだと、家庭内でターゲットに対してつらくあたるという自己愛性人格障害の人もいます。外では評価が良い分、厄介です。
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