自己愛性人格障害の作家
作家や漫画家といった、ストーリーを考えるような職業には、自己愛性人格障害の比率が多いようです。これは、なぜなのでしょうか。
ここでは、自己愛性人格障害の作家について考えてみましょう。
自己愛性人格障害だと作家向き?
有名な作家の中に、自己愛性人格障害だったのではないかと言われている方がちらほらいます。誰もが知っているようなところで名前を挙げると、太宰治や三島由紀夫といったような人物です。
他にも、作家や漫画家に自己愛性人格障害が多いとなると、自己愛性人格障害だと作家などといったストーリーを考えるものに向いているようにも見えます。
実際、作家という職業は1人で作業を行う職業ですから、いちいち周囲が自分の思い通りにならないことに腹を立てたり傷ついたりする必要がありません。
そういう意味では、作家という職業は自己愛性人格障害の方に向いていると言えるでしょう。
自己愛性人格障害だと作家になりやすい?
自己愛性人格障害の方は、その障害があるために、人とは違う感性で物を書くことができるため、成功しやすいのかもしれません。
そして、作家という職業は、自己投影ができる場所でもあります。誇大した自己像も、フィクションの中に登場させるのであれば、何の問題もないのです。むしろ、それは読み物として大衆に喜ばれます。
そのため自己愛性人格障害の方は、作家や漫画家といったストーリーを考えるような職業を好むのかもしれません。お話の中であれば、どれだけあり得ないようなヒーローが出てきたとしても不自然ではありませんし、周囲に煙たがられることもありません。
そういうわけで、精神的な意味で安全に自己像を発散できる場所が、フィクションの世界であるために、そういった職に就く方の間で自己愛性人格障害の率が高いのではないでしょうか。
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