自己愛性人格障害とギャンブル依存症
自己愛性人格障害の方は、あらゆる依存症に陥ってしまいやすい性質にあります。依存にはさまざまな種類があります。
ここでは、その中でもギャンブル依存症について、自己愛性人格障害の方の場合を掘り下げていきましょう。
自己愛性人格障害の人がギャンブル依存になるとき
自己愛性人格障害の方は、思いの外ストレスの多い生活をしています。なぜなら、彼らが理想とする自己像を傷つけられるような状況は、世の中のあちこちに存在しているからです。
そういったストレスのはけ口として、現実逃避の方法として、自己愛性人格障害の方は依存症になってしまいます。何かに夢中になっている時は、自己愛を守る、完璧な自分でい続けることから解放されるのです。
ストレスがたまっている時に、ギャンブルに手を出してしまうと、とても高い確率で何度も何度もギャンブルを繰り返してしまうでしょう。
ギャンブル依存症になってしまったら
自己愛性人格障害の方がギャンブル依存症になってしまうと、歯止めがきかなくなります。元々は軽い気持ちでパチンコを始めたというのがスタートだとしても、やがて持っているお金を全てつぎ込んだり、借金をしたりすることもあるでしょう。
家族がいれば、家族にお金をせびったり、最悪の場合、知人友人からもお金を借り始めます。
こうなってしまうと、周囲の方にも多大な迷惑をかけるようになり、自分がギャンブル依存症だと自覚して、精神科のお世話になるかもしれません。
実は、自己愛性人格障害に気づくきっかけは、こういった他の精神的な問題がきっかけだったりします。ギャンブル依存症で通院すると、自己愛性人格障害だと診断されたというケースもあるのです。これがきっかけで自己愛性人格障害に気づくことができ、治療がうまくいけば、自然と依存症も治っていくことでしょう。
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