自己愛性人格障害の夫からの子供への影響
父親、母親の精神状態というものは子供への影響が非常に大きいものです。もし夫が自己愛性人格障害の場合、子供へどの様な影響を及ぼすでしょうか。
夫が自己愛性人格障害の場合の子供への影響
自己愛性人格障害は妻を自分の所有物と考え、自分の思い通りに動く様に支配しようとします。
それは子供に対しても同じで、暴言や暴力によって自分の支配下に置こうとしてきます。
支配下に置いた上で「素晴らしい自分の子供は素晴らしい存在であるべきだ」という思想を押し付けてきます。
その為、学校では良い成績を修める事が当然であり、良い成績を修めても褒める事はしませんが、悪い成績を修めた場合は激しく怒り、子供の存在価値を否定して自尊心を傷付けます。
常に子供は自分に従順である様にさせ、しかし愛情を与える事はしません。
この様な状況は子供へ悪影響を及ぼします。
父親から愛されず、常に優秀でなければ存在価値を認めてもらえない状態で育つと、正常な自尊心の構築が出来ず、子供まで自己愛性人格障害等の病気になってしまう可能性が高くなります。
母親として出来る事は、父親の代わりに子供の存在価値を認め、しっかりとした自尊心を持てる様に育てる事ですが、この状態で溺愛すると、逆に子供に悪影響を及ぼしてしまいます。
父親として不完全である夫の代わりに、やってはいけない事をした場合は叱り、良い事をした場合は褒め、夫が子供に暴言を吐いたり暴力を振るう様であれば子供を守る事が必要になります。
強い母親の姿を子供に見せて、愛情と安心感を与える様にしましょう。
あまりにも夫の暴言や暴力が酷い場合は、子供の為に離婚を考えておいた方が良いでしょう。
どうしても離婚を避けたい場合は、子供への影響を考えても、夫に自己愛性人格障害について自覚させ、治療を受けさせる事が必要となります。
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