自己愛性人格障害と不登校
自己愛性人格障害を含めて、人格障害というのは通常18歳までは同じような症状があったとしても、人格障害だと呼ばれることほとんどないようです。それは、その年代くらいまでは、まだまだ情緒が発達段階にあるとされるからでしょう。
しかし、不登校になるようなタイプの子供には、将来自己愛性人格障害になってしまいやすい子もいます。ここでは、自己愛性人格障害と不登校について考えてみましょう。
自己愛性人格障害と不登校
自己愛性人格障害の方が、何らかの形で自己愛を傷つけられ、立ち直れなくなると、それを社会の所為にしたりしてひきこもりになることがあります。
同じようなパターンで、学生の頃に不登校になってしまう子供は、そのままだと自己愛性人格障害になってしまう可能性が、普通に学校に通える子供たちよりも高いと言えます。
不登校とひきこもりという行動は、年代が違うだけで、ほぼ同じ行動ですよね。
全ての子供がというわけではありませんが、大人の自己愛性人格障害の方がひきこもりになりやすいように、子供の自己愛性人格障害予備軍も、不登校になりやすい傾向にあります。
何故不登校になるのか
自己愛性人格障害の傾向のある子供が不登校になってしまう理由は、大人のひきこもりとあまり変わりがありません。
小中高生の間というのは、とかく変わった人をバカにしたり、からかったりということが多いのですが、自己愛性人格障害の傾向のある子供はそういったものに対する耐性が、普通の子供たちよりもかなり低いため、一度からかわれたくらいでも、自分の殻に閉じこもりがちになってしまいます。
自己愛性人格障害も、子供の頃であれば比較的改善しやすいですから、もしも自分の子供が自己愛性人格障害かもしれないと思ったら、専門医に診断を受け、必要であれば治療を進めていきましょう。
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