自己愛性人格障害の父親の特徴
自己愛性人格障害の人が父親になった場合、行動に特徴が現れます。母親と子供は父親が持つ自己愛の被害者になってしまいます。
自己愛性人格障害の父親
自己愛性人格障害の父親は、家庭では暴君の様に振舞います。気に入らない事があれば簡単に暴言を吐き、暴力を振るう事もあります。
また、アルコールに依存し易く、酔った勢いで暴力的になる事もあります。
また「理想の父親像」を自分の中で作り上げ、それを実現する為に母親と子供を支配下に置こうとします。
その為、母親と子供は怯えながら父親に尽くさなければならないというモラハラを受けている様な状態になります。
場合によっては父親と母親が共依存状態になっており、精神的な負担が子供に大きくかかるという事もあります。
自己愛性人格障害の父親が子供に対して取る態度のパターンは二種類あります。
子供に自分の理想を押し付け、子供が良い成績を取らなければ子供に激しく怒りを見せ、良い成績を取っても褒めないパターンと、自分の事だけを考えていて子供に無関心な態度を取るパターンです。
どちらでも子供は劣等感を抱き易くなり、しっかりとした自尊心を持つ事が出来ず、同じ様に自己愛性人格障害等になってしまう可能性があります。
父親から愛情を与えてもらう事が出来ず、母親が父親から虐待を受けている姿を見て、子供がトラウマを持ってしまい、成長してから他人と恋愛関係を上手く続ける事が出来なくなる事もあります。
母親が子供を守る事が必要
自己愛性人格障害の父親から子供を守れる一番身近な存在は母親です。
その為、父親の代わりに子供に愛情を注ぐ事が必要になります。
しかし子供を溺愛すると、子供まで自己愛性人格障害になってしまう可能性が高くなる為、注意が必要です。
子供に無関心な父親と過保護な母親は、最も子供が自己愛性人格障害になり易くなる組み合わせです。
暴言・暴力が酷い場合は、離婚を視野に入れて子供と生活が出来る様に体制を整えておきましょう。
困った時は他の家族・親族のサポートを得られる様にする事も大切です。
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