自己愛性人格障害の家族との付き合い方
家族に自己愛性人格障害である人が居た場合、他の家族はどの様な接し方をするべきでしょうか。
家族の中に自己愛性人格障害の人が居る場合
もし夫(または妻)や両親が自己愛性人格障害である場合、すぐに病院へ連れて行き、適切な治療を受けさせる事が必要ですが、本人に自覚が無ければ「自分は病気ではない」と受診を拒否するでしょう。
自己愛性人格障害である可能性について説明し、納得させる事は非常に骨が折れます。
また、加齢によって症状が悪化し、家族の話を全く聞き入れない状態になってしまっている場合があります。
その為、話している内容は全て嘘であると思って聞き流し、何をしても思い通りには動かないという態度を見せて、精神的な距離を取るといった対応をするしかありません。
「自分は偉くてお前は駄目な人間だ」と言われても、自分を卑下した返事をすると調子に乗る為、何を言われても聞き流す様にしましょう。
自己愛性人格障害の人は暴力を振るっても、その記憶を自分にとって都合の良い様にすり替え、罪悪感を抱かない為、酷い暴力を繰り返す様であれば警察に相談するという事も考えておいた方が良いでしょう。
自己愛性人格障害は加齢に伴って悪化して行きますが、不眠症やうつ病等の他の病気を併発する場合が多い為、異変が現れた時に病院で診察を受けるように促し、本人には分からないように家族から医師に自己愛性人格障害の可能性がある事を伝えておくという方法もあります。
もし本人が自己愛性人格障害の治療に応じる様であれば、積極的に協力しましょう。
もし両親や祖父母、兄弟、姉妹の誰かが自己愛性人格障害の場合は、進学を理由に一人暮らしをして、新しい生活を始める事が一番楽です。逃げる事は悪い事ではありません。
しかし自分の子供が自己愛性人格障害の場合は、両親の育て方に問題がある場合が殆どである為、家庭環境の見直しをする必要があります。
もし子供がまだ若ければ出来るだけ早く、問題行動に対して叱る、我侭をたしなめる、良い事をした時は褒める、と言った「育て直し」をして症状を改善する事が必要です。
同時に病院へ連れて行き、カウンセリング等の治療を受けさせる様にしましょう。
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